1.雨の日に咲く花
2.ニール・ヤングみたいに
3.いつもの水餃
4.夜を渡る
5.さようならと新しい道(新曲)
6.サマー・セーター
7.朝
8.トーキングぼくらのこの場所で
9.夜の鳥
アンコール 出口を探して

【共演】
-LIVE
高井康生

-DJ
923 Stardust

渋谷ラマイありがとうございました。
どれだけ色々なところでライブをやってきてても、ライブハウスだけじゃなくて酒場やいろんな人がいるところで演奏しててもラマイでの演奏は特別緊張するのです。
それは修行をしていた場所だからか、店主の鋭い縁者への視線か、それでも目一杯歌いました。この夜を反芻して楽しかった時間だったことを思い出しています。
ラマイでの最後の演奏ということで、昔のバンドの曲を2曲演奏しました。
どちらもラマイのカウンターで生まれた曲です。夜の鳥はラマイに集まってきて音楽を楽しんだり場所を楽しんだりしたい人たちのことを歌った曲でもあります。
思えば昔から場所、それも心地の良い場所やいい時間みたいなのを歌っていた気がします。それは平和な気分を保つのには必要だからです。

そして古い曲を演奏するからには新しい曲も歌わないといけないのです。前に作った春の歌もいいのですが、もうすこしいい曲ができたらと思い新しい春の歌を作りました。
学校で働いていて、毎年卒業していく人たちがインスピレーションになった曲です、１つの区切りでさようならとなっても新しい道が続くのです。
でも、歌を聴いた人が自由に思ってくれると嬉しいです。閉店して新しいお店を準備するラマイのことも被るかもしれません。

高井さんの新しい音楽スタイル、素晴らしかった。Ahh! Folly Jetがぼくは、とても好きなのですが、ギターを演奏する表現の新しいフェイズに突入していて、
もうとんでもなく嬉しかったというか、あまりにも良すぎてたまらなかった。エリントンやモンクを高井さんの作るトラックで艶やかですこし尖ったギターで聴けるって本当にたまらないです。
50年代のアメリカのノベルティ音楽が現代に蘇った結果驚異的な音楽になった様な良さ。即興演奏も強烈だった。

923さんの選曲も究極に最高の雰囲気作りで素晴らしかった。様々な音楽を一晩で聴ける幸せさ。

大好きな二人の友人と大好きな店で共演できて幸せでした。ありがとう。

photo 高井さん